2016/09/06 [ 歯ぎしり・くいしばりの治療, 歯の知識 ]
こんにちは。
歯科医師の中山です。
冷たいものを飲んだ時や歯を磨いた時、一瞬キーンとしみることはありませんか?
今回はそんな『知覚過敏』についてお話します。
知覚過敏は主に、歯ぎしりやくいしばり、強いブラッシングによる歯や歯肉へのダメージから起こります。
健康な歯は、硬くて丈夫なエナメル質と健康な歯肉によって表面が守られているので、冷たいカキ氷でも熱々のスープでもしみることはありません。
しかし、強いブラッシングや歯ぎしりによりエナメル質が削れて無くなってしまったり、歯肉が下がってしまうと、本来覆われているはずの象牙質という敏感な組織が露出し、しみるという症状がでてしまいます。これがいわゆる『知覚過敏』です。
知覚過敏の治療法は、エナメル質の削れ具合や歯肉の下り具合によってさまざまですが、基本的には薬液を塗布したり、プラスチックを詰めることで露出してしまった象牙質を保護するような対策をしていきます。
この象牙質という組織はとても敏感で、虫歯になりやすいので、知覚過敏かな?と思う方は是非早めにチェックしに来て下さい。